「マザコン」とは、マザーコンプレックスの略語で、母親に対して過度な愛着や執着を持つ傾向をいいます。
そして、「マザコン夫」は、妻よりも母親を優先することが多く、妻をないがしろにするケースもあります。
目次
「マザコン夫」の特徴
- 普段は妻に対して優しく、基本的に夫婦仲は良いが、夫の両親と言い合いになったときにいつも夫の両親の味方をする
- 夫の両親の言いなりで、どんなことでも夫の両親に相談する
- 夫の両親に妻がいじめられていても、何も言ってくれない
- 夫の両親が間違った発言をしたとしても、間違いを正してくれない
- 夫の両親に何も意見することができない
このような夫に対し、「普段は優しいから・・・」、「他に目立った欠点はないし・・・」と我慢している方も多いようですが、次第に我慢ができなくなり、別居に至ってしまうなどして、今後のことについて当事務所に相談に来るケースがあります。
「マザコン夫」に離婚したいと伝えたとしても、「マザコン夫」は母親の言いなりになる傾向があるため、なかなか話し合いが進まず、結局、調停や訴訟にまで至ってしまうケースもあります。
仮に、夫がどうしても離婚に同意しない場合には、民法で定められている5つの離婚原因(民法770条1項)のうちのどれか1つが認められないと離婚できないことになってしまいます。
離婚の可否について
離婚には「合意」が必要 夫婦の一方が「離婚したい」と思っても必ず離婚できるとは限りません。 結婚が二人の合意で成立するものであるのと同じで、離婚も原則として二…
離婚事由について確認を
そして、「マザコン夫」との離婚では、基本的に、5つ目の離婚原因である「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」にあたるかが問題となります。
つまり、夫が両親の言いなりになることなどで結婚生活を継続することが難しいとまでいえるような状況にあれば、裁判などで「マザコン夫」と離婚をすることができることになります。
ただ、そのためには、夫からの電話を録音しておく、夫からのメールを保存しておく、夫の発言や行動などをメモしておくなど、普段から証拠を収集しておくことが必要になります。
「マザコン夫」との離婚を考えている方は、当事務所にご相談ください。
当事務所は、あなたに有利な条件で離婚する方法を提案いたします。