概要
【ご依頼内容】加害者側保険会社との示談交渉
【ご依頼者様の年代・性別・職業】40代/男性/サラリーマン
【交通事故の状況】交差点で赤信号のため車を停止していたところ後方車両に追突された
【自覚症状】首の凝り、首のだるさ、目まい
【傷病名】頸椎捻挫等
【後遺障害等級】完治のため申請せず
【主な争点】傷害慰謝料の金額
ご依頼前の状況
治療が終了し、加害者側保険会社から示談金の提示を受けた段階でご相談にいらっしゃいました。
加害者側保険会社は、示談金は自社の基準で客観的に計算したものであって正しい金額であると述べているが、本当に正しい金額であるのか不安になり、弁護士に相談してみようと思ったそうです。
初回相談に加害者側保険会社の示談金提示書面をお持ちいただき、保険会社基準で計算した示談金は正しい金額とはいえず、裁判所基準で計算した示談金が正しい金額であることを説明しました。
また、裁判基準に沿って示談交渉をした場合、どの程度の金額になることが予想されるかについてもお話させていただきました。
そして、ご相談者様が、弁護士費用特約が付いている自動車保険に加入されていたため、弁護士費用特約を利用すれば弁護士費用の負担なく弁護士に依頼ができること、また、交通事故の場合、弁護士に依頼をすることでほとんどのケースにおいて示談金が増額することなどをお話させていただいた結果、ご依頼をいただくことになりました。
ご依頼の結果
既払治療費を除く示談金(傷害慰謝料)
保険会社提示額 約35万円
↓
弁護士交渉後 72万円
示談交渉の期間も2か月ほどでしたので、比較的スピーディーに解決できました。
解決のポイント
交通事故においては、弁護士が介入することで裁判所基準に沿った金額をもとに示談交渉を進めることができるようになるため、多くのケースで示談金が増額します。
しかし、そのような事実を知らずに加害者側保険会社に言われるがままに示談をしてしまっていることが多いのが実情です。
今回のご依頼者様においては、ふとした疑問・不安をきっかけに弁護士に相談してみようと思ったことが幸いして示談金の増額を実現できました。
このように、交通事故後に保険会社から示談金の提示を受けた方は、初回無料相談などを利用して、とりあえず弁護士に相談してみるということが非常に重要であると思います。