交通事故に遭ったら、多くのケースで被害者は加害者側の保険会社と示談交渉を進めます。
被害者が自動車保険に入っていれば、保険会社同士の話し合いになるケースも多数です。

しかし、相手方保険会社担当者の態度や連絡に不満を持つ被害者の方が非常に多くみられます。
以下では、保険会社の対応に不満を抱いた際の対処方法をご紹介します。
保険会社の対応に不満を持つケース
被害者が自動車保険の担当者に不満や不信を抱くケースには、以下のような例があります。
- 相手方保険会社担当者の態度が高圧的
- 相手方保険会社担当者から連絡が全く来ない、こちらが連絡しても折り返しの連絡がない
- 相手方保険会社担当者が納得できない条件を押しつけてくる
- 自分の保険会社担当者が相手方保険会社担当者となれ合いの関係になっていると感じる
- 自分の保険会社担当者が自分の意見を聞き入れてくれない、相手の肩を持っていると感じる
お客様相談センターに電話をする
有効性:★☆☆
もしも保険会社の担当者の態度に不満があるなら、まずは各保険会社の「お客様相談センター」に電話をしてみましょう。
各保険会社の連絡先
損保ジャパン 日本興亜 | WEB:お客様相談室 電話:0120-668-292 |
東京海上日動 火災保険 | WEB:お客様サポート 電話:0120-071-281 |
あいおい ニッセイ同和 | WEB:ご相談や苦情 電話:0120-036-570 |
三井住友海上 火災保険 | WEB:お客様サポート 電話:0120-632-277 |
AIG損害保険 | WEB:お問い合わせ窓口 電話:0120-416-652 |
日新火災海上 | WEB:お問い合わせ窓口 電話:0120-17-2424 |
共栄火災海上 | WEB:お客様相談室 電話:0120-719-250 |
ソニー損保 | WEB:お客様相談室 電話:0120-101-656 |
こうした相談センターでは自社の担当者に対する苦情を受け付けており、苦情の報告を受ければ必要に応じて社内で対応します。
担当者名を告げて具体的な問題点を伝えることにより、対応が改善される可能性があります。
ただ、相談や苦情の受付センターでの対応は自社内での対応にとどまるため、おのずと限界があります。
そんぽADRを利用する
有効性:★★☆
そんぽADRとは?

そんぽADRセンターは、一般社団法人日本損害保険協会のが運営する、お客様対応窓口です。
専門の相談員が、中立・公平に損害保険や交通事故に関するご相談に対応しています。
お客様相談センターに電話しても何も状況が変わらない場合には、第三者機関としての「そんぽADR」を利用してみることをお勧めします。
そんぽADRに相談をすると、そんぽADRから相手の保険会社に連絡を入れて、苦情を申し立てられていることを告げてもらえます。
このことにより、保険会社の対応が変わることがあります。
弁護士に相談する
有効性:★★★

そんぽADRに苦情を申し立てても問題を解決できないなら、弁護士に相談しましょう。
弁護士があなたの代理人になれば、自分の保険会社担当者と連絡する必要はなくなります。
「自分の保険会社が相手となれ合っているのではないか?」という不信感に悩まされることはなくなります。
また、相手の保険会社に対しても弁護士が対応するので、相手と交渉するストレスから解放されます。
保険会社の担当者と連絡を取りにくかったケースでも、弁護士がつけば相手として真摯に対応します。
そして、賠償金も法的な基準で計算をするため適正な金額に修正されます。
交通事故で相手や自分の保険会社に不満があるならば、弁護士がサポートいたします。
